国内の料理人が自慢のオリジナル作品を披露する第2回「全国ヘルシー中華料理コンテスト」の審査がこのほどあり、愛媛県西予市宇和町稲生で中華料理店「舞華(まいか)」を経営する三谷真さん(35)が料理の部で最優秀賞の厚生労働大臣賞に輝いた。地元産の食材を使った「タイの湯葉まき」を考案した三谷さんは「うれしかった。締め切り2日前に慌てて作ったので、受賞していいんかなとも思った」と控えめに喜びを語った。
 コンテストは全国中華料理生活衛生同業組合連合会(東京)が昨年に続き開催。11月中旬、栃木県でレシピと写真による審査があった。三谷さんは17点の応募があった県予選を突破、さらに全国から集まった27点の中から栄冠を勝ち取った。
 「年配の人も食べやすいように」と配慮したタイの湯葉まきは八幡浜産のタイの切り身を開き、その中にみじん切りにした干しシイタケやタケノコ、豚ミンチなどを入れる。さらにうま味を閉じ込めるために湯葉でくるんで揚げ、蒸した上でフカヒレのあんをかけるといった細やかな「仕事」を要する一品だ。