愛媛県西予市宇和町卯之町2丁目のJR卯之町駅に28日、冬の風物詩である「愛の火鉢」が設置され、乗降客らを温かくもてなしている。
卯之町駅は県内の有人駅で最も高い標高208メートルに位置。盆地であることと相まって、冬場は雪が積もるなど冷え込みが厳しい。愛の火鉢は1959年、当時の宇和町観光協会が待合室に置き、現在は市観光協会宇和支部が毎年続けている。今年で56回目。
28日は関係者が奥行き1.4メートル、幅0.8メートル、高さ0.4メートルの火鉢に赤くおこった豆炭を投入。周囲はじわーっとぬくもり、子どもらが「暖かい」と笑顔で手をかざしていた。