愛媛県松山市石手2丁目の石手寺で26日、阪神大震災の被災者や宇和島水産高校えひめ丸事故の関係者に贈るイヨカンの箱詰め作業があった。県内外の86世帯に向け段ボール86箱(1箱10キロ)を発送した。
被災者らを元気づけようと、石手寺では毎年寄贈を続けており、15回目。自ら幸福の道を選んでもらいたいとの思いを込めて「自律」という字をしたためた短冊や手紙を同封した。
26日は、僧侶やボランティアら6人が、購入した県内産イヨカンを手作業で次々と段ボールに箱詰めした。加藤俊生住職(57)は「うれしいとお礼状も届いており、今後もつながりを大事にしながら贈りたい」と話していた。