旧暦の七夕行事、第57回「内子笹(ささ)まつり」が6日、愛媛県の内子町内子の内子本町商店街で始まった。小雨の中、笹飾りはビニールを掛けた「雨がっぱ姿」で登場したが、約70本が1キロほどの通りを鮮やかに彩った。8日まで。
 紙製の飾りにとって雨は大敵。降り出せば関係者が急いでビニールを掛ける。3日間のうち、いずれかの日は雨に見舞われることが多いそうだが、実行委員会の宮瀬貴久・副実行委員長は「初日からは珍しいかな」。
 高さ約5メートルの笹飾りは各商店や学校、福祉施設などが趣向を凝らしており、タルトなどのお菓子や、サッカー日本代表のユニホームをあしらったものもあった。来訪者は「きれい」「すごい」と声を上げて近づき、細かな作りに見入った。