若者の社会参加の核に 松山で「お遍路ハウス」説明会
空き家を遍路宿や交流拠点として活用し、地方創生などを目指す認定NPO法人ニュースタート事務局(千葉県)の「お遍路ハウス四国88」の説明会が15日、愛媛県松山市湊町7丁目の市総合コミュニティセンターであった。
計画では、2016年4月に愛媛で10カ所オープンするのを皮切りに、20年までに四国4県で88カ所の開設を目指す。事務局の二神能基理事(72)=松山市出身=によると、18軒の申し出があり、今月中に10軒を選定する。東中予に比べ南予で少ないという。
説明会には8人が参加。二神理事が、ハウスを核とし、若者らが世代を超えて社会参加できる「移住村」をつくるといった構想を説明。「利益を求めるのではなく、地域の熱い心をつなぐ事業。遍路を通じて若者や外国人の相互理解を進めて世界平和を発信し、次世代に希望を残したい」と語った。参加者からハウスの運営方法などに関し質問があった。