愛媛県愛南町特産のブランド貝「愛南ヒオウギ」が旬を迎えた。同町柏崎の愛南漁協内海支所で1日、贈答用の出荷作業が始まり、生産者らが赤やオレンジ、紫の色鮮やかな貝を手際よく箱詰めした。
愛南ヒオウギは鍋物や刺し身、バター焼きなどの食材として親しまれ、同支所ヒオウギ部会が養殖し、直径8・5センチ以上などの基準を設けている。
1日は、生産者4人が昨年6月に杉葉で稚貝を採取し、1年半かけて育てたヒオウギ貝を用意。海水を張ったトレーの中でぴゅっと潮を吹く新鮮な貝を、色のバランスを見ながら箱に詰め、約20箱を出荷した。