空港での航空機事故に備え、国土交通省松山空港事務所は17日、松山空港で航空機事故対処総合訓練を行った。松山市消防局や愛媛県医師会、自衛隊など41機関の約240人が参加し、消火活動や救急医療の連携を確認した。
総合訓練は2年に1回実施。航空機(乗員乗客150人)が空港へ降下中に前輪にトラブルが発生して胴体着陸し、滑走路をオーバーランした後エンジンから出火した想定で行った。
参加者は、乗客をけがの重症度に応じて色の異なるブースに運び、応急救護を行った後、救急搬送する流れや連携を確認した。空港用大型化学消防車による放水や、ヘリコプターによる救急搬送訓練も実施した。