災害時の飲料水を確保しようと、県トラック協会(愛媛県松山市、一宮貢三会長)はこのほど、自転車をこぐ力を動力にして浄水する自転車一体型浄水装置を2台導入した。
 協会によると、電気が使えず車で入れないような場所にも持ち込め、手動の浄水器よりも効率的として導入を決めた。メーカーのホームページによると1台55万円(税別)から。
 浄水装置は自転車の荷台に搭載。スタンドを立てて駐輪した状態でペダルを踏み込んで浄水し、蛇口をひねると水が出る。異物や農薬、臭いを除去する各種フィルターのほか、細菌を通さない精密フィルターを備え、河川や池、プールなどから1時間に150人分(300リットル)の飲料水を無菌で提供できる。