自販機に海抜表示 宇和島市と飲料会社
南海トラフ巨大地震などに備え、愛媛県宇和島市と四国コカ・コーラボトリング(高松市)は3日、宇和島市内の津波浸水想定域などにある公民館や集会所、公園計39カ所の自動販売機に海抜を表示したステッカーの取り付けを始めた。同社自販機への設置は四国で初めて。
市民が普段から海抜を意識することで、いざというときに備えてもらう狙い。ステッカーは縦30センチ、横42センチで、各地点の海抜を青地に白抜き文字で表記。数値は国土地理院のデータを採用している。7日ごろまでに取り付けを完了させる予定。
宇和島市遊子の甘崎集会所では、同社の福島正治南予営業所長と市職員が「ここの地盤は海抜2.1m」と記載されたステッカーを取り付けた。同社と市は「津波避難の際に役立ててほしい」と話した。