愛媛県松山市南梅本町の陸上自衛隊松山駐屯地で28日、自衛官候補生修了式があり、4月から訓練を積んだ83人が自衛官として新たな一歩を踏み出す。
修了生は18~25歳で約6割が県出身で、寮生活を送りながら集団行動や武器の取り扱いなど自衛官としての基礎を約3カ月間学んだ。北海道から高知県の駐屯地に配属される。
松山駐屯地の財津耕一郎司令が一人一人に修了証を手渡し「厳しい訓練教育を乗り越えて今日を迎えたことに自信と誇りを持ってほしい」と激励。修了生代表の越智教勉さん(19)=西条市出身=は「国民の信頼に応えられる自衛官になるよう努力する」と決意を述べた。