全国の高校生が衣装デザインを競い合う「第15回ファッション甲子園」が23日、青森県弘前市で開かれる。愛媛県内からは土居高校(四国中央市)と今治工業高校(今治市)が出場。土居高は初応募で最終審査出場の快挙を成し遂げた。
 今大会は、1次審査に全国から3283点のデザイン画応募があり、ファッションショー形式の最終審査に進む35点を選んだ。
 土居高は3年の岸彩乃さん(17)と野村由愛さん(17)のペア。ファッション関係の仕事に就きたいという2人が大会の存在を知り、デザイン画4枚を応募した。衣装は岸さんのデザインで、ワインレッドの布地にプリーツをふんだんにあしらった。
 3年連続10回目出場の今治工業高は、繊維デザイン科3年の平原陽子さん(18)と阿部美佳さん(17)のペアが、米国旗からイメージを膨らませたポンチョで上位を目指す。同級生の大木万由さん(18)がデザイン。楕円(だえん)状の布を3枚重ね、それぞれ赤、青、黒の星柄をあしらった。