梅雨や台風シーズンを前に肱川の水害に備える総合水防演習が31日、愛媛県大洲市若宮の河川敷であった。45団体の約600人に見学者を加えた約2000人が、水防工法や人命救助の手順を学んだ。
 国土交通省四国地方整備局や県、大洲市など5市町でつくる実行委員会が主催。毎年、四国の1級河川で実施し、肱川では9年ぶり4回目となった。
 超大型の台風で総雨量400ミリに達するとみられる雨が降り、市街地の肱川本支流が氾濫すると想定。水害の時間経過に応じ、堤防補強や孤立者の救助などを訓練した。