水害に備え、国土交通省大洲河川国道事務所は16日、愛媛県大洲市白滝の肱川と支流の滝川の合流点にある樋門(ひもん)で、排水ポンプ車の操作訓練をした。
ポンプ車は、肱川本流の水位が増し樋門が閉じた時に使用する。支流の水をホースで肱川本流に流し、内水被害を防ぐのが役割。
訓練では、毎分30トンの排水が可能なポンプ車1台を使用。建設業者や国の関係者26人が手順を確認しながら機材を組み立て、滝川から肱川河川敷までホースを引いた。
作業は約1時間で終わり、つながれたホースからは勢いよく水が飛び出した。2キロワットの照明6灯を備えた照明車の点灯訓練も行われた。