愛媛県の養護老人ホーム大洲市清和園(同市市木、山崎重信園長)の建て替え工事が終わり8日、新施設で竣工(しゅんこう)式があった。
旧施設が築40年を経過し耐震安全性の問題があったため、市が総工費7億7812万円をかけて施設を新築。2014年10月に旧施設の解体が始まり、入所者は近くの仮設施設を利用していた。
新施設は木造2階建て、延べ床面積2252平方メートル。1階に入所者の個室50室がある。
地震の揺れを吸収する構造にしたほか、山裾にあるため土砂災害対策用の長さ70メートルの壁を設置。大洲産の木材や輝緑岩を使用して温かみのあるデザインとし、木質ペレットボイラーや太陽光発電設備も導入している。