地域と一体で緑化活動や自然体験教室に取り組む東温市則之内の西谷小学校がこのほど、2015年度「みどりの日」自然環境功労者環境大臣表彰を受けた。
 西谷小では1978年度に「緑の少年隊」を結成。地域住民や伊予農業高校などの支援を受け、シイタケ栽培や竹炭作り、絶滅危惧種イヨアブラギクの繁殖など多様な活動を展開している。2002年度からは自然体験教室として、児童が棚田での米作りや森林保全などにも取り組む。
 緑の少年隊隊長の6年青野正君(11)は「緑を大事にすることで地球温暖化防止にもつながる。一人一人の力の大切さを実感できた」と活動の意義を話す。今西俊介校長は「地域で築かれた伝統の力のおかげ。山間地ならではの自然を生かし、今後も活動を充実させたい」と受賞の喜びを語った。