愛媛県の松山市教育委員会は9日、2015年度に市立小学校5校で運動会の組み体操の練習中に女子児童5人が骨折し、ねんざや打撲などを合わせて小学校12校、中学校1校の20人がけがをしていたことを明らかにした。市議会一般質問で武井多佳子氏(ネットワーク市民の窓)が組み体操について尋ねた。
 市教委によると、組み体操を実施した市立小中学校は、小学校が55校中41校、中学校が29校中4校。骨折した5人のうち1人は、四つんばいの姿勢で積み重なってつくる5段の「ピラミッド」の土台部分を担当し、バランスを崩した児童が足の上に落ち、指を骨折した。残り4人は、肩に乗って立ち上がる「タワー」や補助倒立など、3人一組や2人組で行う体操で腕や手首、手指を骨折した。