紙産業の将来を支える中核的技術者やリーダー養成を目指す人材育成講座の2014年度修了式が21日、愛媛県四国中央市妻鳥町の県紙産業技術センターであり、県内外の10社10人が現場での活躍を誓った。
 講座は技術力や、業界の変化に対応する課題解決能力を身に付けてもらおうと県紙パルプ工業会が05年度から実施。第一線で活躍する講師による少人数ゼミなどを開催、14年度の受講生を含む延べ182人が修了した。
 14年度生は昨年6月以降、紙加工技術コースで11科目計167時間を受講した。式では、イトマン(四国中央市)の安藤義和さん(42)が「講師の方々や受講生間のネットワークができたのも大きな収穫。企業を支える中核的人材になることを誓う」と謝辞を述べた。