相模原市の障害者施設殺傷事件を踏まえ愛媛県は5日、松山市道後町2丁目の県身体障がい者福祉センターで、退院後の精神障害者の支援について検討する協議会を開いた。県は、県内の2015年度の措置入院の状況を20人と説明した。
 事件の容疑者に措置入院歴があったため、協議会は措置入院患者についての関係機関の連携や、退院した精神障害者が地域生活に円滑に移行するための支援の在り方などを検討する。
 協議会は県精神障害者福祉会連合会や行政、県警など34機関で構成。出席者からは「精神障害者全体への差別や偏見が助長されないよう取り組む必要がある」との意見が出た。