第35回愛媛の陶芸展最優秀 長戸さんと福岡さん
「第35回愛媛の陶芸展」(愛媛陶芸協会、愛媛新聞社主催)の審査会が10日、砥部町大南の町商工会館であった。最優秀の愛媛陶芸協会賞に長戸純子さん(53)=陶彩窯、同町五本松=の「和紙染艶消椿文花器」、同じく最優秀の愛媛新聞社賞に福岡福幸さん(55)=福幸窯、同町大南=の「鉄釉山帰来文四方鉢」が選ばれた。
同協会員41人が「工芸作品」部門67点、「生活陶磁器」部門51点の計118点を出品した。「工芸作品」は九谷焼作家で人間国宝の吉田美統さん(83)=石川県小松市、大阪市立東洋陶磁美術館名誉館長の伊藤郁太郎さん(83)=奈良市=が審査し、最優秀2点、優秀2点、奨励4点を選出。「生活陶磁器」は、県美術館の稲田哲也学芸課長ら3人が優秀1点、奨励3点を選んだ。
同展は8月28日~9月1日、松山市湊町5丁目のいよてつ高島屋で開かれる。