愛媛県新居浜市は24日、市役所1階フロアを全面リニューアルし、住民の転入出届や障害者の手当申請などの際に、来庁者が移動せずに一つの窓口で手続きできる「ワンストップサービス」を開始した。
 従来、転入出に伴う国民健康保険の届け出や障害者の介護手当の申請手続きなどは複数課にまたがり、各課を訪ねなければならなかったが、最初に訪れた窓口に該当課の職員が移動して対応するよう改善した。
 業務の関連性の高い福祉3課(介護福祉、地域福祉、子育て支援の各課)を横並びに配置。異動届け出書など24種の申請書は、市民課で記入後、該当する各課では、氏名や住所といった基本事項の重複記入が必要ないよう簡素化した。
 総合案内所を東側出入り口にも設けたほか、各課の相談窓口に仕切り板を設置。市政情報を表示するディスプレー8台、授乳室、子どもが遊べるコーナー2カ所も新設した。総事業費約1億4千万円。市政情報表示板に企業広告を導入し、収入を事業の財源に充てる。