松山地方祭まで1カ月弱。愛媛県松山市泉町の河野木工所では、みこし職人の河野泰孝さん(62)らがみこしの修理に汗を流し、追い込みの時期に入っている。
 今季は約40件受注。毎年祭りの2~3カ月前に依頼が集中し、出張して修理することもある。
 9日は、新調するかき棒の製作に加え、一体数万本ある小さなくぎの打ち直しから屋根のはり直しまで5体を並行して修理した。鉢合わせで壊れた屋根を修繕したり、胴体を解体して内部の割れた部品を補修したりするなど一つ一つ手作業で丹念に作業した。