愛媛県内子町内子の道の駅「内子フレッシュパークからり」の取り組みを復興のヒントにしようと、福島県民から選ばれた「ふくしま復興大使」の2人が7日、からりを訪れ、農業を中心とする地域振興策の説明に耳を傾けた。
 全都道府県に福島から大使を派遣する企画で、地元紙「福島民報」が主催。過去2回は行政機関を中心に訪問したが、3年目の今回は、復興の参考とするため、63人が地域振興の先進地や災害を克服した地を回る。
 内子産にこだわる直売などの取り組みが評価されたからりには、コメ農家の青砥安彦さん(56)=矢祭町=と喜多方桐桜高校3年穴沢みず帆さん(18)=喜多方市=が来訪。からりの大本茂樹社長が、内子は福島と同じフルーツ産地で、葉タバコの後継作物としてかんきつの「ジャバラ」に力を入れていることなどを説明した。