社会知り将来像明確に 新聞や銀行員に学ぶ
社会で活躍する卒業生の話などを通して将来像を明確にし、新聞を活用して多面的な物事の見方を身に付ける松山東雲女子大の講義「キャリア論」が29日、愛媛県松山市桑原3丁目の同大で始まった。初回は愛媛新聞社の担当者が紙面構成などを説明し、効率的な読み方を紹介した。
2012年11月に協力協定を結んだ愛媛銀行の寄付講座で、必修科目。計16回にわたり、多くの分野で活躍する卒業生のほか、愛媛銀行員、愛媛新聞社員らが、自らの体験や情報の集め方、効果的な文書のまとめ方などを講義する。
29日は学生約120人を前に、愛媛新聞社読者事業部の大植美香部長が、1日分の紙面には約200本の記事が掲載され、ニュース価値などを踏まえて配置も考えられていると説明。「究極の要約と言われる見出しを確認するだけでも社会の流れが分かり、記事の配置で重要度が分かる。まずは見る感覚で読んでほしい」と呼び掛けた。