立ち直り支援や出所者らが暮らす更生保護施設の現状を知り、犯罪が繰り返されない社会の実現を目指す政治活動につなげようと、愛媛県選出の自民党の国会議員や県内の市議会議員らが28日、松山市土居田町の県更生保護会を視察した。
 施設は、仮出所者を中心に少年から高齢者まで受け入れ、職員の生活指導や就労支援を受けながら現在は17人が集団生活を送る。
 視察は、党の政務調査会刑務所出所者等就労支援強化特命委員会が企画し、白石徹氏(衆院3区)や山本順三氏(参院選挙区)のほか四国中央、新居浜両市の市議らが参加。居室や食堂、談話室などを見学し、上野博施設長が、高齢者や障害者の入所者が多く、全職員も65歳を超え高齢化していると現状を説明した。