愛媛県砥部町の陶芸家白潟八洲彦さん(76)が平和を願って制作した国境線のない砥部焼の地球儀モニュメント「生命(いのち)の碧(あお)い星」の寄贈式がこのほど、米ワシントンの総合文化施設ジョン・F・ケネディ・センターであった。
 「生命の碧い星」実行委員会(委員長・苅田吉夫元宮内庁式部官長、21人)が、2015年の国連創立70年と、14年の日米和親条約締結160年を記念し、今も米国民に慕われるケネディ元大統領の誕生日・5月29日に寄贈した。
 最年少参加者の松山東高2年福井遥さん(16)は松山と俳句、砥部焼の関係を紹介し、乾杯の音頭を取った。「日本人の国連職員と話す機会があった。モニュメントに込められた平和のメッセージを広めるためにも、将来は国際機関で働きたいとの思いが強まった」と振り返った。