2014年度の浜揚げ真珠の入札会が13日、全国トップを切って愛媛県宇和島市築地町2丁目の県漁業協同組合連合会(県漁連)宇和島支部で始まった。初日は計約71キロ(前年度比4・4%増)、約1億2400万円(18・0%増)の売買が成立。県漁連は「上々のスタートだ」としている。
 東京都や神戸市の真珠加工業20社約50人が参加。入札担当者らは真珠一点一点を手に取り、真剣な表情で照りや巻きなどの品質を確認しながら、価格を決めていた。
 売買成立率は120点中111点の92・5%で、前年度から0・5ポイント減少。県漁連の野本善博真珠共販評価委員長は「いい物に対し、いい評価をしてもらった」と話した。
 宇和島での入札会は、等級などを変えながら来年3月中旬まで計34日開催予定。越物(養殖期間1年以上)と秋入れの1級品が対象の初回は、18日までの6日間で、794点約372キロが出品される。