県高齢者大学校の「オープンキャンパス(1日体験入学)」が8日、愛媛県松山市持田町3丁目の県総合社会福祉会館であった。看護師の門屋征洋さん(74)が認知症への理解と支援について講義し「認知症は恥ずかしいことではなく、助け合いが大切」と呼び掛けた。
門屋さんは、認知症の人は全国に約500万人おり「自分もなるという心構えを持っておくべきだ」とアドバイス。認知症の原因となる疾患に加え、記憶障害や妄想、徘徊(はいかい)といった症状を紹介し、早期受診を訴えた。
大学校は県内在住の60歳以上の人に学習を通し交流の輪を広げてもらおうと開講されている。