統一地方選の前半、第18回愛媛県議選は12日、投開票される。無投票となった3選挙区(定数計4)を除く10選挙区(定数計43)で57人が論戦を展開しており13日未明までに新たな顔触れが決まる。
 2011年の東京電力福島第1原発事故や東日本大震災から2回目となる県議選で、四国電力伊方原発の再稼働問題や南海トラフ巨大地震への防災・減災対策が争点に浮上。12年に再登板した安倍政権による「地方創生」への手法も問われそうだが、低調ムードを指摘する声もある。
 新居浜市区、西条市区、伊予市区などでは最終盤まで混戦が続き議席の維持を目指す現職と奪取を狙う新人の陣営が運動期間最終日となる11日、ラストスパートをかける。
 立候補者数は、四国中央市4(定数3)▽新居浜市5(4)▽西条市6(4)▽今治市・越智郡8(6)▽松山市・上浮穴郡18(16)▽伊予市2(1)▽伊予郡3(2)▽八幡浜市・西宇和郡3(2)▽宇和島市・北宇和郡5(4)▽南宇和郡3(1)。