より多くの人に、上質な音楽を―。愛媛県警音楽隊は18日、女性隊員による楽団「愛(ai)マドンナ」(11人)を結成した。29人と大所帯の「本隊」は派遣先に一定のスペースが必要で制約も多いことから、小回りが利く少数精鋭部隊を編成。リーダーの白石舞子巡査長(29)は「より県民に親しみを感じてもらえるよう、演奏を通して県警を広報していきたい」と意気込んでいる。
 広報県民課によると、愛マドンナは少人数のため、従来は会場の広さで断念していた場所にも派遣が可能となるほか、さまざまな部署で仕事をしているメンバーの急な招集もしやすくなるなど、「機動力」が向上。ユニホームは華やかな赤いはかまで、よりソフトで親しみやすい存在を目指す。