県警採用試験 受験資格年齢を32歳に引き上げ 体力試験の基準も緩和
警察官の人材確保に向け、県警は2017年度警察官採用試験(大卒・大卒特別募集)で、受験資格年齢の上限を30歳未満から32歳未満に引き上げ、体力試験の合格最低基準を緩和する。8日には、母校の後輩らに受験を勧めるリクルーターに警察官と職員約100人を指名した。
警務課によると、体力試験はこれまで、反復横跳びや握力など5種目中4種目以上で基準を上回ることが必要だったが、2種目以上に緩和する。
企業の採用活発化や少子高齢化などを背景に受験者は減少傾向にあり、門戸を広げて多様な人材を確保するのが狙い。全国的に受験資格年齢を引き上げる傾向にあり、従来の体力試験が他県警と比較して厳しかったことなども踏まえた。