愛媛県の今治地区林材業振興会議(会長・阿部宏今治市農水港湾部長)はこのほど、室内で使える木製サイクルスタンドを開発した。瀬戸内しまなみ海道での自転車ブームを活用し、地域産材の需要拡大を図る。
 高さ約100センチ、幅約50センチで金具を一切使わず、シンプルながら高級感のあるデザイン。自転車のフレームを支える2カ所の部材は上下左右に動かせるため、さまざまな形や大きさのスポーツ自転車に対応できるという。
 製品は県産ヒノキかスギで作られ、1基3万円で購入できる。市役所、市レンタサイクル施設・サンライズ糸山などに試作品を展示中。問い合わせは振興会議事務局(県東予地方局今治支局森林林業課)=電話0898(25)9319。