ひめぎんホール(松山市道後町2丁目)の開館30周年記念イベント「愛媛県民の第九」(県、県文化振興財団など主催)が26日夜、同ホールであり、2200人の観客がオーケストラと大合唱団が奏でるハーモニーに酔いしれた。27日は午後4時開演。
 同ホールの開館記念で演奏された県民千人規模の「第九」を再現しようと企画。愛媛交響楽団(愛響)の第44回定期演奏会と県合唱連盟創立55周年の記念演奏会も兼ね、県内の10~80代1084人が2日間に分かれ歌声を披露する。
 「第九」の第4楽章の演奏開始に合わせ合唱団が登場し、バリトン歌手の宮本益光さんら愛媛ゆかりのソリスト4人に導かれるように歌声が響き始めた。ラストはステージが一つになった圧巻のパフォーマンスを披露し、観客からは惜しみない拍手が送られた。