愛媛CATV(愛媛県松山市)とハートネットワーク(新居浜市)は1日、高画質な4Kテレビの映像を視聴できるケーブルテレビ(CATV)業界統一チャンネル「ケーブル4K」の放送を開始した。全国のCATVが制作した番組を中心に、地域の文化や魅力を発信する。
 4Kテレビは、フルハイビジョンの4倍の画素数を持つ次世代型テレビ。4Kビデオカメラで撮影した番組が不足する中、新たなコンテンツを提供しようと全国のCATVでつくる日本ケーブルテレビ連盟(東京)がケーブル4Kを開局。日本各地の風景や職人技を紹介したり、人気ドラマ「西部警察」のロケ地を巡ったりする番組を放送する。
 地域イベントや南海放送ラジオ生放送の様子などを紹介する独自番組「たうんチャンネル4K」の本放送も始めた愛媛CATVの宮内隆社長は「奥行きのある映像を届け、お茶の間で見てもらう起爆剤にしたい」と抱負を語った。新居浜太鼓祭りの番組を制作したハートネットワークの伊藤直人常務は「太鼓台のかき比べや美しい飾り幕など、地域の魅力を全国にPRしたい」と話す。