東京商工リサーチが28日までにまとめた2013年度の都道府県別赤字法人率調査によると、愛媛県内の法人のうち赤字法人の割合は74.44%(前年度比1.39ポイント減)で3年連続改善した。
赤字法人率の全国平均は71.82%で愛媛は2.62ポイント上回り、全国でワースト7位。県内の税申告法人数2万6819社(76社減)のうち、赤字法人は1万9965社(429社減)だった。
今回の調査で47都道府県すべてで前年度より赤字法人率が改善した。松山支店は「アベノミクスによる公共事業の増加と、中小企業金融円滑化法終了後も金融機関が企業への資金繰り支援を継続していることが大きい」と分析している。