県内観光、入り込み客2900万人に 20年目標
愛媛県観光振興基本計画策定検討委員会(委員長・米田誠司愛媛大准教授)は26日、県庁で会合を開き、今後5年間(2016~20年度)の県内観光政策の指針となる基本計画案を提示した。最終年となる20年には県内観光入り込み客総数を14年実績比約253万人増の2900万人とする目標を掲げた。
2月にパブリックコメント(意見公募)と県内市町への意見照会を実施し、3月に策定する。
基本計画案によると、現状のまま推移した場合、県内観光入り込み客総数は20年に2480万人に減少すると予想。えひめいやしの南予博やサイクリング大会の県内全域への波及のほか、情報発信の強化や観光ブランド化などで目標達成を目指すとしている。
その他の目標数値は、県外観光入り込み客数1200万人(14年実績比約111万人増)▽宿泊客530万人(約48万人増)▽外国人宿泊客13万4000人(約7万人増)▽観光客消費額1200億円(約110億円増)―と設定した。
基本戦略として一人旅を含めた女性旅行者や大都市在住者を新たなターゲットに定めた。