県内百貨店25.2%減 衣料品や貴金属落ち込む
中国四国百貨店協会が21日発表した愛媛県内百貨店2店の3月の売上高は43億3008万円(前年比25.2%減)だった。昨年3月の消費税増税前に高額品を中心とした駆け込み需要があった反動が響き、大幅なマイナスとなった。
同協会は「春物衣料や食料品の販売は堅調だったが、需要の先食いがあった昨年には追い付かなかった。休日が2日少なかったことも影響した」と分析している。
店舗別では、いよてつ高島屋が29億9207万円(26.0%減)。主な内訳は衣料品が11億7191万円(21.1%減)、ブランド品などの身の回り品は5億2754万円(27.6%減)、貴金属や時計などの雑貨も4億9896万円(40.2%減)に落ち込んだ。
松山三越は13億3800万円(23.3%減)。衣料品が5億202万円(20.7%減)と苦戦。美術品は好調だったものの、雑貨全体では2億3170万円(36.5%減)、身の回り品も1億6097万円(35.7%減)だった。