県内求人4カ月連続上昇 小売など改善
愛媛労働局は28日、4月の県内有効求人倍率(季節調整値)が前月比0.02ポイント増の1.19倍で、4カ月連続上昇したと発表した。今後も同水準で推移するとの見通しから、雇用失業情勢の基調判断は2カ月連続で「一部に弱さが残るものの、改善が進んでいる」とした。
有効求人数(原数値)は前年同月比1.1%増の2万7651人で、新規求人は2.2%増の1万701人。主な産業では卸売・小売が8.6%増、医療・福祉が8.1%増だった。一方、サービスは派遣の求人が大きく減った影響で23.1%減、運輸・郵便は20.4%減だった。
有効求職者は7.0%減の2万5157人、新規求職者は離職者の減少などで4.7%減の8315人だった。
正社員有効求人倍率は0.07ポイント増の0.68倍で、食料品製造や医療・福祉で増えた。