県内景況感3期連続マイナス 来期は改善予測
四国財務局松山財務事務所が13日発表した愛媛県内企業の景気予測調査結果は、全産業の現状(4~6月)の景況判断BSI(前期と比べ「上昇」と「下降」の割合差)がマイナス10.7となった。3期連続でマイナスとなったものの、前期(1~3月)より下降超幅は6.0ポイント縮小した。
7~9月の先行きは全体でプラス2・5となり、改善を予測。松山財務事務所は「国内外の需要増加などで、緩やかな回復傾向が続く」と見通した。
業種別の現状判断は、製造業が13.2ポイント上がりマイナス18.4。新規取引開拓などで食料品の売上高が増えたほか、電気機械器具や情報通信機械器具で改善した。非製造業は3.1ポイント上昇のマイナス7.1。建設業は公共・民間工事の減少で悪化したが、新規出店やゴールデンウイークの日並びの良さなどから小売業や生活関連サービス・娯楽業が好調だった。
調査は5月中旬、県内の140社を対象に実施し、回答率は87.1%だった。