14日投開票の衆院選で、過去最低の投票率49.80%に沈んだ愛媛(小選挙区)。全国平均の52.66%にも届かず、47都道府県で41番目に低くなり、前回2012年の23番目から大幅に下げた。
 小選挙区比例代表並立制で初めて実施された1996年以降、県内の投票率は2003年の57.33%が最低だった。民主党に政権交代した09年は70.91%まで上昇したが、12年は59.56%に落ち、今回は2回連続で約10ポイントずつ低下した。
 今回、都道府県別で最も高かったのは島根の59.24%、最も低かったのは青森の46.83%。全国で12.41ポイントの開きがあった。
 愛媛県選挙管理委員会は、過去最低だった衆院選の投票率に「全国的な流れの中で、県独自に要因があったかは分からない」とコメント。県内では11月の知事選も過去最低の42.93%だった。