外国人の生活支援などに携わる入国管理局や警察、自治体など約30機関のネットワーク会議が3日、愛媛県松山市道後一万の県国際交流センターであった。県内の技能実習生や生活相談などの状況を報告し、県内在住の外国人との意見交換で連携を深めた。
 在県外国人の相談窓口を設ける県国際交流協会が、専門的な相談に応じる諸機関との支援体制の充実を図ろうと年2回開催。高松入国管理局松山出張所や愛媛労働局、留学生を受け入れる大学などから約40人が出席し、フィリピンやインドネシアなど4カ国出身の6人も参加した。
 松山市の高齢者施設で働くロシア出身のエレナ・モニヤコバさん(30)=同市鷹子町=は、日本語の教本にふりがなを打ってもらうなどの支援でヘルパーの資格を取得。日本の運転免許証も持っており、現在は介護福祉士を目標にしていると報告し「家族で愛媛のメンバーとして生活していきたい」と語った。