愛媛県は21日、第3週(12~18日)の県内定点医療機関当たりのインフルエンザ患者報告数を公表した。前週は注意報レベルだった四国中央、八幡浜が基準を超え、今シーズン初めて全7保健所管内で警報レベルとなった。
 県全体では38.2人(前週比2.6人増)の報告があり、流行が拡大している。
 集団発生による学級閉鎖などは11の保育所や小中学校であり、急増。伊予市の特別養護老人ホームでは集団感染に伴い高齢者1人が死亡しており、今後も警戒が必要という。
 新たに警報レベル(30人以上)になった四国中央は前週比13.4人増の39.4人、八幡浜は10.0人増の37.7人。保健所管内別では、今治が14.9人増の63.4人で最多。次いで西条43.6人(1.3人減)、宇和島40.7人(8.1人増)だった。