四国電力伊方原発(愛媛県伊方町)での災害対応拠点として同町から西予市への移転を進めていた県オフサイトセンター(同市宇和町卯之町5丁目)が3日、開所し運用を始めた。免震装置や放射線防護フィルターを新たに設けるなど施設として機能を強化している。
 従来のセンターは伊方原発から4.5キロの伊方町役場内にあった。東京電力福島第1原発事故を踏まえた国の法令改正に伴い、9月末までの移転が求められていたため、24キロ離れた松山自動車道西予宇和インターチェンジ近くに移した。