愛媛県松山市由良町(興居島)の由良港で浮桟橋に接続する臨港道路が鉄製のくいの老朽化と腐食により沈下した問題に関し港湾管理者の県は12日、復旧対応を検討するため国土交通省の技術的支援を受け国と合同で現地調査を行った。
 国関係では国交省の四国地方整備局と国土技術政策総合研究所、国立研究開発法人港湾空港技術研究所から4人が参加。船に乗り込み、海上からくいの状態を目視で確認した。
 整備局は「老朽化で沈下しており重要な構造の維持管理が大切。けが人が出なくてよかった」とし県の調査を含め沈下したメカニズムの把握などに可能な限り早く対応する考えだ。