国内航路の貨物船や旅客船の船員を養成する国立波方海上技術短期大学校の入学式が7日、愛媛県今治市波方町波方の同校であり、全国から集まった男性78人、女性2人が航海士や機関士を目指し船出した。
同校は、航海と機関運転の両技術を学ぶ2年制の海技士教育科海技課程専修科を設置。1年3カ月の座学と9カ月の練習船航海実習を行い、卒業時には4級海技士の資格を取得する。
式では、吉田宗弘校長が「2年間はあっという間。一日一日を大事にして勉学にいそしんでほしい」とあいさつ。新入生代表の三宅薫さん(18)=岡山県出身=が「本校学生としての本分を守ることを誓う」と宣誓した。