百貨店売上高2.5%増、4カ月ぶり 県内2月
中国四国百貨店協会が18日発表した愛媛県内百貨店2店の2月の売上高は34億4983万円(前年同月比2.5%増)と4カ月ぶりに前年実績を上回った。春物衣料が苦戦したものの、バレンタイン商戦で食料品が好調だったほか、高額品や化粧品などの雑貨の売り上げが全体を押し上げた。
同協会は「自分用チョコなどニーズの多様化でバレンタイン商戦は全国的に販売が伸びた。愛媛は高額品などの雑貨の売れ行きが引き続き良く、中四国の中でも消費が底堅い」としている。
店舗別では、いよてつ高島屋が24億6159万円(6.0%増)。高額品や東急ハンズの売り上げが伸び、雑貨が4億6059万円(22.5%増)と大幅増、海外ブランドバッグなどの身の回り品も4億2559万円(5.2%増)と順調だった。一方、衣料品は婦人、紳士ともに伸び悩み、7億5908万円(5.4%減)だった。
松山三越は9億8823万円(5.3%減)。化粧品を含む雑貨が1億7158万円(8.0%増)、バレンタインフェアや物産展の開催で食料品も2億5340万円(0.9%増)と堅調に推移したが、衣料品は3億2072万円(12.6%減)と振るわなかった。