愛媛県四国中央市出身で世界的に活躍する写真家白川義員さん(80)=東京都=の作品展「永遠の日本」(愛媛新聞社など実行委員会主催)の開展式が24日、松山市堀之内の県美術館であった。一般公開は25日から9月6日まで。
 白川さんは50年以上、計143カ国で撮影を行い、「アルプス」や「アメリカ大陸」「南極大陸」などの作品群を発表してきた。2008年から5年がかりで撮影した「永遠の日本」はシリーズ11作目で、国内4万6千カ所以上を巡り、名山・名瀑(めいばく)、高原や海浜など日本の多様な自然をとらえている。
 式では、白川さんが「松山では20年ぶりの写真展。人間は自然の一部であり、このままの破壊を続けてはいけない。こんな美しい国に生まれたことを知り、人間とは何かを考えてもらう端緒になれば」とあいさつ。テープカット後、特別鑑賞会を行った。