異国の君に笑顔も送球 世界少年野球が開会
野球の普及と発展、子どもたちの国際交流を目指す第24回世界少年野球大会愛媛大会(世界少年野球推進財団など主催)の開会式が1日夜、松山市市坪西町の松山中央公園屋内運動場で開かれ、15カ国・地域の選手、コーチ、県内の行政や企業関係者ら約600人が参加した。
7日まで松山市、今治市、八幡浜市、大洲市などで野球教室や交流試合などが行われる。
雨天のため会場を変更した開会式で王貞治推進財団理事長は「子どもたちの元気と笑顔と友情がわれわれの活力源。最後までけがをすることがないよう最善の注意を払って会を進めていく」とあいさつ。地元を代表して中村時広知事が「大会が終わるころには国境や言葉を超え、みんな友達になっていることを確信している。素晴らしい思い出をつくってください」と述べた。
中山小6年の池水亨介君(11)とアメリカのジェイミー・マッケイさん(11)、モザンビークのフロルディーナ・マタベルさん(11)の3人が選手宣誓。池水君は「野球教室や交流試合を通して、野球の技術向上と友情の輪を広げます。120パーセントの力で一生懸命頑張ります」と力強く述べた。