町並み保存、先例に学ぶ 西予で重伝建5周年シンポ
愛媛県西予市宇和町卯之町の重要伝統的建造物群保存地区(重伝建)選定5周年を記念したシンポジウムが8日、同市宇和町卯之町3丁目の松屋旅館であり、住民ら約150人がまちづくりの先進事例などを学び、町並みについて考えた。
住民でつくる卯之町町並み保存会(宇都宮信博会長)が主催。卯之町の町並みは2009年12月に重伝建に選定された。
02年に重伝建に選定された福岡県八女市の「八女福島地区」の取り組みについて、元同市職員でNPO法人八女町家再生応援団副代表の北島力さん(63)が講演。まちづくりを進める際、住民で構成する町並み保存会がNPO法人と情報共有するなど連携し、行政とも横並びで協働していることを説明した。