色彩豊かで詩情あふれる模様が目を引く更紗(さらさ)染めの作品展が27日、愛媛県松山市湊町5丁目のいよてつ高島屋で始まった。12月2日まで。
「更紗染めを楽しむ会」(同市、大沢静子代表)の会員23人が約100点を出展。デザイン化した色とりどりの花を全面にあしらったテーブル掛けや、ツバキが題材の日本画を再現した掛け軸などが並ぶ。
作品は、綿や絹などの布に大豆で作った呉汁(ごじる)を塗って下地とし、染料で動植物などの模様を描いている。赤や青など4色の染料を配合することによって、独自の色合いを生み出しているという。