阪神大震災や東日本大震災などの犠牲者を追悼し、災害に備える「防災フェスティバル」が18日、愛媛県今治市高地町2丁目のしまなみアースランドであり、市民らが紙灯籠2千個を「えがお」の文字に並べ、未曽有の自然災害で亡くなった人の冥福を祈った。
 午後5時半ごろ、市内の小中高校生らが牛乳パックに「絆」「希望」「心一つに」などと書いた手作りの紙灯籠に次々と灯をともした。「えがお」の文字などがゆらゆらと夕闇の中で浮かび上がった。
 参加者は黙とうをささげ、「上を向いて歩こう」を歌った。今治北高2年の村田修一君(17)は「初めて参加した。被害に遭われた方が少しでも元気になるように願った」と話した。